2015年10月16日、「ベルシステム24ホールディングス」の上場が東京証券取引所から承認された。上場日は11月20日、市場は10月20日現在ではまだ発表されていないが、東証一部と見られている。
ベルシステム24ホールディングスの事業概要、そしてベルシステム24ホールディングスのIPOを購入するならどの証券会社を選ぶことができるのか探っていこう。
【目次】
上場予定のベルシステム24ホールディングスはどのような会社か
ベルシステム24ホールディングスの事業内容と業績、今後予定される事業展開を紹介する。
【ベルシステム24ホールディングスの事業の概要】
1982年に創業したベルシステム24は、コールセンター業務を中心としたコンタクトセンターアウトソーシング事業の先駆けともいえる企業である。
事業拡大とともに医薬品開発支援やインターネットコンテンツの企画・運営などにも着手し、現在では5つの株式会社を抱えるグループ企業へと成長を遂げている。
【上場廃止から再上場までの軌跡】
1997年東証二部に上場し、1999年には東証一部へと指定替えを実施し、国際的なコールセンター品質保証規格を取得するなど着実な成長を見せていたが、2005年に上場廃止を決定した。その後右肩上がりの成長を遂げ、満を持して2015年11月20日に再上場を実現させる。
【伊藤忠商事のネットワークを活用した海外展開】
ベルシステム24ホールディングスは現在、ベイン・アンド・カンパニーと伊藤忠商事の資本参加を受けており、両社のネットワークを活用して事業を拡大している。
今後の成長戦略として、グローバル商社・伊藤忠商事ならではのネットワークを活用した海外事業展開も予定している。
ベルシステム24ホールディングスのIPOは買いか
IPOに注目すべき理由、その中でもとりわけベルシステム24ホールディングスのIPOに注目すべき理由について見てみよう。
【IPOの魅力】
IPOは、妥当と思われる株価よりも安値で公募販売されることが多いため、上場して初めてつく株価(初値)で売却するだけで利益を得られる確率が高い。ここ数年のIPOの結果を見てもほぼ8割の確率で初値が公募価格を上回っており、非常に高い勝率の投資となっている。
人気が高い案件の場合、IPOの販売数量より購入希望数量が非常に多くなることもあり、上場直後に株価が高騰することも少なくない。その分、当選確率は非常に低くなるが、それだけ魅力的な株式とも言うことができる。
【ベルシステム24ホールディングスのIPO】
時価総額が1000億円規模の比較的大型の上場案件が、ベルシステム24ホールディングスのIPOである。2015年最大のIPO「郵政3社(日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命)」の上場から2週間以上期間が空いている。
前日11月19日に上場する「あんしん保証」も「ロゼッタ」もそれぞれ時価総額が最大でも5億円に満たない超小型案件と見られており、ベルシステム24ホールディングスのIPOに多くの資金が流れてくる可能性も高い。
【併せ読みたい】
・11月27日上場決定!ネオジャパンのIPOに迫る
ベルシステム24ホールディングス上場|基本情報
会社名 | 株式会社ベルシステム24ホールディングス |
公式ページ | http://www.bell24hd.co.jp/jp/ |
主幹事証券会社 | SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
ベルシステム24ホールディングス上場|上場詳細情報
仮条件 | 11月4日決定 |
公募価格 | 11月11日決定 |
初値 | – |
ベルシステム24ホールディングス上場|上場までのスケジュール
ブックビルディング期間 | 11/5~11/10 |
当選発表日 | 11/11 |
購入申込期間 | 11/12~11/17 |
上場日 | 11/20 |
ベルシステム24ホールディングス上場|発行株数
公募株数 | 310万2900 |
売出株数(OA含む) | 3千427万5400 |
当選株数 | 3千737万8300 |
ベルシステム24ホールディングス上場|証券会社別IPO割り当て数
割り当て(%) | 証券会社名 |
– | SMBC日興証券 |
– | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
– | みずほ証券 |
– | 大和証券 |
– | マネックス証券 |
– | SBI証券 |
– | マネックス証券 |
– | 松井証券 |
まだ間に合う!ベルシステム24ホールディングスのIPOに適した証券会社
IPOを手に入れるためには、公募期間中に証券会社から申し込む必要がある。だが、人気が集中する場合は当選確率が非常に低くなってしまうため、多くのIPOを割り当てられる主幹事証券会社から抽選に申し込むか、複数の証券会社から抽選に申し込むかが必要になる。
ベルシステム24ホールディングスのIPOに適した証券会社を2社紹介しよう。
【カブドットコム証券】
同じく主幹事証券会社に指定された「三菱UFJモルガンスタンレー証券」が、グループ会社の「カブドットコム証券」に販売を委託する可能性が高いと考えられる。
カブドットコム証券では100%のIPOを完全平等抽選で分配するため、初心者や小口投資家にも魅力的な証券会社と言えるだろう。(カブドットコム証券のIPOについてより詳しくはこちら)
【マネックス証券】
同じく100%のIPOを完全平等抽選で分配する「マネックス証券」も、ベルシステム24ホールディングスのIPOを取り扱うことが決定している。
当選確率を上げるために、主幹事証券会社と併せて口座を開いておきたい証券会社だ。(マネックス証券のIPOについてより詳しくはこちら)
また、マネックス証券はネットから申し込みを行うことで最短1日から口座開設が可能であるため、11/5から始まる申込期間まで時間がない場合は、マネックス証券を利用するとよいだろう。
次に進む「IPOはどのネット証券会社が優位?抽選方法・取扱実績を徹底比較」→
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